植物は名前からは想像もできない種類も少なくないとされていますが、ポポーもそんな植物の一つです。
ポポーがどんな植物なのか、育て方や育てる上での注意点などについて解説していきます。
ポポーってどんな植物?
ポポーという名前を聞いても、どんな植物なのか想像できない人も多いと思われますが、ポポーはひょうたんのような変わった形の果実をつける北アメリカを原産とする落葉性の果樹とされています。
実は、日本では明治時代にすでに入ってきているとされているのですが、その当時はポポー以外にも様々なものが輸入されてきたために、1940年代にはすでにブームが去っていたと言われています。
しかし、実はその果実はバナナとマンゴーをミックスしたようなクリーミーで特徴的な味とされており、アテモヤやチェリモヤなどと同じくバンレイシ科に属する植物とされています。
明治時代では受けなかったにしても、食が多様化している現代では受け入れられやすいと言えるのではないでしょうか。
気になる育て方とは
では、ポポーはどんな風に育てていくのか、気になる育て方について解説していきます。
現在は栽培している農家も少なく一部では「幻の果実」と呼ばれていますので、食べたい人は自分で育ててみるのも良いかもしれません。
ポポーは比較的暖かい地域が原産の植物であるため、種の発芽適温は25度以上とされています。
そのため、種を植えるのであれば十分に暖かくなった5~7月が適してた時期とされています。
土は、水はけが良くややは粘土質の土を好むとされており、鉢植えの場合には株同士の間隔を2~5センチほど離して日当たりの良い場所に置くようにしましょう。
水やりに関しては、地植えの場合には特に上げる必要はありませんが、鉢植えの場合には土が乾いてきたらたっぷりとあげるようにしましょう。
育てる上で注意したいポイント
今度は、ポポーを育てる上での注意したいポイントについて解説していきます。
ポポーの育て方において気を付けたいこととしては、まず十分に育てる場所を確保して育てることが大切とされています。
余りに株が混雑していると、育つ隙間がなくなりポポーの実が十分育たないことも考えられるからです。
とはいえ、矛盾しているかもしれませんがポポーの株は2本以上の株で育てた方が果実を収穫しやすいと言われています。
そもそもポポーは雌雄同株なのですが、そうはいってもやはり1株だと受粉しづらくなって実をつけなくなってしまうからです。
ある程度大きくなって実をつけるようになるまでには時間がかかるかもしれませんが、幻の果実を口にすることを目標に頑張ってお世話をしてみることをおすすめします。