みなさんは園芸において、夏の水やりはどのようなことに気をつけていますか?
夏は晴れの日が多く、土も乾くのが早くなります。
そんな季節には、どれくらいの頻度で水や肥料を与えれば良いのでしょうか?
今回は、園芸において夏の水やりと肥料の与え方について、解説をしていきたいと思います。
目次
水やりと肥料を与えることの意味とは
みなさんは園芸において夏の水やりを、どのような意味があるととらえていますか?
草木や野菜を育てる上で水を与えることは常識ですが、どのような意味があるのでしょうか。
土が乾くと水を与える、このことから草木や野菜が育つには水分が必要なことがわかります。
多くの植物は根から栄養や水分を吸収するため、土に水分や栄養をしみこませるのです。
夏の水やり1つ目の意味は、植物に与えるためです。
さらに水分を与えるもう1つの意味が意外と知られていない、土の中の空気を入れ替えるためということです。
植木鉢やプランターだと特にイメージしやすいのですが、水やりをするときは下から水が出てくるまで与える方が多いと思います。
これは水が全体に行き渡ることも目的ですが、水が上から下に流れて通ることにより空気を入れ替えるということも目的としているのです。
では次に、園芸において肥料を与える意味を考えてみましょう。
わかりやすく言うと、植物や野菜を育てる上で足りないものを補うためです。
人間でも、食べ物だけでは補えない栄養素をサプリメントなどで補うことがあります。
それと同じで、自然の中とは違い家庭園芸では自然に取り入れられない栄養分があります。
それを肥料で補ってあげるのです。
では次に、夏の水やりの仕方と肥料のやり方について解説をしていきたいと思います。
むやみに与えれば良いわけではありません!
夏は特に気をつけて欲しいのが、水やりをする時間帯です。
夏は日照りが続くと、土が乾いてしまい植物や野菜が枯れてしまいます。
それを防ぐためにも夏の水やりは大切なのですが、水やりをする時間帯は日が昇る前の朝か、日が落ちてからの夕方に行うようにしましょう。
陽が照っている日中に水やりをしてしまうと、土の温度が上がっているので水がお湯になってしまい蒸れてしまう原因になります。
日中に土が乾いていても、日が落ちて土の温度が下がるまで待ちましょう。
もう1つ気をつけて欲しいのは、花に直接水をかけてはいけないということです。
花に直接水をかけると、花が蒸れて傷んでしまいます。
与えたいときは、霧吹きなどで優しく与えるようにしてあげましょう。
また、夏に与える肥料は固形よりも液体の方が吸収しやすいのでオススメです。
肥料は不足しても与えすぎてもいけませんので、対象の花や野菜に合った肥料を与えるようにしましょう。
まとめ
植物や野菜も人間と同じで、夏はバテてしまいます。
夏の自分に置き換えて、考えてみるのも良いですね。
夏や冬は植物や野菜にとって厳しい季節ですので、よく観察して育てましょう。