みなさんは、園芸で使う石の種類をどれくらい知っていますか?
「園芸で土じゃなくて石?」と思う方も多いと思いますが、園芸で石は大活躍なのです。
今回は石といっても、園芸で使われる軽石について種類や効果について、解説をしていきたいと思います。
こんな使い方もある!
園芸で使われる石といえば軽石ですが、みなさんは軽石と聞いて何を思い浮かべますか?
おそらく多くの方が、角質ケアのために使う物と思うでしょう。
しかし、当然軽石の役割はそれだけではありません。
園芸で使用すると、とても役に立つものなのです。
さらに種類も豊富で、育てる植物に適したものを選ぶことができるのです。
では、軽石にはどのような種類があって、園芸に使うことでどのような効果が出るのでしょうか?
優れた機能を持つ軽石
軽石は浮石とも呼ばれ、水に入れると浮かぶという性質を持っています。
軽石は火山の深いところから、水などの揮発物資が噴出したときに減圧されてできたものをいいます。
無数の細かい穴が開いていますので、排水性と通気性に優れていることから、園芸で使われる石としても親しまれているのです。
園芸での主な使い方としては、底石に使ったりサボテンなど観葉植物の土として使ったりします。
では、その種類を細かくみていきましょう。
先ほどの解説の通り、軽石は火山灰のひとつですので名前には主に地域の名前が付けられています。
まず1つ目は“鹿沼土”です。
1番よく聞く軽石の種類ですね。
排水性と通気性、さらに水もちの良い石でやや酸性であることが特長です。
2つ目は“日向土”です。
日向土はボラ土とも呼ばれ、鹿沼土よりも硬く水につけると水分を吸収して沈むことが特長です。
酸性度は中性となっています。
3つ目は“十和田砂”です。
こちらも火山灰の一種で、排水性と通気性が高く保水性にも優れています。
では、軽石はどのようにして使えば良いのでしょうか?
主流の使い方としては、植木鉢やプランターの底石です。
比較的大粒の軽石を使うことによって、排水性と通気性を高めることができます。
植木鉢やプランターの底石に使うときはネットなどに入れると、繰り返し使用することができるのでオススメです。
もう1つは、サボテンや多肉植物などの土として使用します。
また粒の細かい軽石は普通の土と混ぜ込んで、土壌改良に使われることもあるので軽石は園芸において万能な石であるといえるのです。
まとめ
園芸で大活躍の石である軽石は、植物を育てるのに欠かせない石です。
育てるものによって適したものを使えば、きちんと育てることができます。
自分が育てたいものに、どの軽石が適しているかをしっかり調べてから活用しましょう。