植物は基本的におひさまの光が大好きですが、それでも当て過ぎると葉焼けを起こしてしまうことがあります。
植物のトラブルはそれ以外にも、肥料焼けというものもあるとされているのですが、それはどんなことなのかについて解説していきます。
肥料焼けとは?
植物を育てていると様々なトラブルに見舞われることが多いとされていますが、その中でも肥料焼けとはどんなことなのかご存知でしょうか。
今まで植物を育てたことがある人の中で、植物を育てていて元気がないと、栄養が足りないのかと思いついたくさん肥料をあげてしまった経験をお持ちの人は多いのではないではないかと思われます。
しかし、せっかく肥料をあげたのにますます元気がなくなり、最終的に枯れてしまったなんて結果になったことはないでしょうか。
最初の元気がない状態は何とも言えませんが、肥料を与えすぎてしまったことで枯れてしまったのは肥料焼けによって枯れてしまったことが考えられます。
本来であれば肥料を与えたことでより元気になるはずが、なぜ逆に肥料をあげたことで枯れてしまうことになったのでしょうか。
肥料焼けの原因は?
では、肥料焼けの原因として考えられることはどんなことなのでしょうか。
肥料焼けをしてしまう原因としては、植物の根と土の浸透圧が関係していると言えます。
実は、植物と根と土の間には浸透圧というものがあり、肥料を与えた際、濃度の薄い溶液と濃い溶液になってしまった場合にその濃度を均等にしようと働く現象のことを浸透というのですが、その圧力のことを浸透圧と言います。
肥料を通常よりも過剰に与えてしまった場合、その浸透圧が働くのですがその際には濃度の均一化を図るために根から水分が流出してしまうことで、その分根の水分が足りなくなってしまいしなびてしまいます。
これが、肥料焼けの原因とされています。
肥料焼けはプランターなどで起こりやすいとされており、その理由としては土の量が限られているところに肥料の誤った使い方をしてしまうことで、すぐに肥料焼けを起こしてしまうことが考えられます。
肥料焼けしてしまった時の対処法は?
実際に植物は日焼けしてしまった時の対処法としてはどうすれば良いのか気になるところです。
肥料焼けを起こしてしまった場合には、上から大量の水やりをして肥料から流れ出た過剰な栄養分を流してしまうのが良いとされています。
土の中の過剰な栄養分が水やりによって洗い流されれば、根はまた回復することが考えられますので3日間は一日一回大量に水を与えるようにしましょう。
また、肥料焼けを起こさないようにするためには、いくら植物に元気がないからと言って過剰に肥料を与えすぎないことが大切です。
それに加えて、もし肥料を与えた場合には土中の根が水分不足とならないようにしっかりと水やりをすることで防げるのではないかと思われます。