みなさんは、園芸で使う肥料にこだわりはありますか?
肥料の使い方ひとつで、植物や野菜の成長に大きく違いが出ます。
それぐらい、園芸では肥料がとても重要になってくるのです。
では、肥料はどんな時期にどのようなものを与えれば良いのでしょうか?
今回は、園芸において肥料を与える時期とその種類について、解説をしていきたいと思います。
肥料の種類
なぜ、植物や野菜には肥料が必要なのでしょうか?
それは植物や野菜にも栄養が必要だからです。
肥料は植物や野菜にとって、成長に必要な栄養になります。
自然に生えている植物は動物や昆虫のフンや死骸が栄養になり、それを吸収して成長します。
しかし、自宅での園芸では自然の食物連鎖が行われにくいため、肥料を与えてあげる必要があるのです。
では、肥料にはどのような種類があるのでしょうか?
まずはすぐに効果が出る“即効性肥料”です。
この肥料は、与えるとすぐに吸収されて効果が出ます。
しかし、効果は長続きしません。
もうひとつは“緩効性肥料”です。
こちらは逆に、効果はゆっくり出始めて長く続くのが特徴です。
さらにその中でも、“無機質肥料”、“有機質肥料”、“複合肥料”に分けられ、無機質肥料は化学肥料、有機質肥料は牛フンや鶏フンなどの動物物質を使った肥料、複合肥料はそれらを混ぜ合わせた肥料になります。
ではこのように種類のたくさんある肥料ですが、どのような時期に使えば良いのでしょうか?
次は、園芸において肥料を与える時期について解説をしていきたいと思います。
肥料を与えるタイミングはたくさん
まず肥料を与える時期は、植え付けの前です。
土に肥料を混ぜ込んで、栄養のある土を作りましょう。
次は成長の途中で与えるもので、追肥と呼ばれます。
これは種類によっては複数回与えることもありますので、植物や野菜、使う肥料によって間違わないようにしましょう。
与える時期は例えば、野菜を育てたときに実がなる前後に与えることが多いです。
液体の場合は葉や実に触れないように、根元に与えるようにしましょう。
固形の場合は、茎から少し離して与えます。
肥料を与えれば良いというわけでもありませんので、適度な量を与えてください。
プランターや鉢植えでは、与える量や環境によっては肥料切れを起こしやすいので、しっかり時期をみて追肥してあげることが大切です。
植物によっては花が終わったあとも、次の花のために肥料を与えます。
主にお礼肥(おれいごえ)と呼ばれますが、花が終わって栄養のなくなった土に次の成長のための肥料を与えることをいいます。
これをしなければ、1年中咲く花でもすぐに弱って枯れてしまいますので注意しましょう。
まとめ
園芸において、肥料はとても大切な栄養分です。
適切な時期に、適切な量を与えるようにしてください。
植物や野菜も人間と同じように、栄養が必要ということを覚えておきましょう。