土と水のある環境では、時たまコバエのような虫が湧いてしまうことがあるとされています。
もし育てている植物に虫が湧いてしまった場合、駆除する方法と土の処分はするべきなのかについて解説していきます。
植物に虫が湧いている?原因は?
土を入れて昆虫を飼っていたり、あるいは観葉植物を室内で育てていると、時々コバエのような虫が湧いてしまうことがあると言えます。
この、虫が湧いてしまう原因はどこにあるのかというと、いくつかの原因が考えられるとされています。
まず一つは、水やりの回数が多く常に土が湿っている状態となっていることです。
植物を育てていると、つい水をやりすぎてしまう人は多いとされていますが、土がいつまでも乾かずにじめじめした状態となっているのに加えて、風通しの悪い場所に植物を置いていると、コバエなどの虫が発生しやすい環境を作ってしまうのです。
その他には、有機肥料をあげすぎていることでも虫が湧きやすくなる原因となると言われています。
コバエは、有機肥料が多い土が大好きなので、肥料を米のトギ汁や家庭のごみ処理機などで処理したたい肥に変えると湧きにくくなります。
植物に湧いた虫を駆除する方法は?
大切に育てている植物の周りにコバエが飛んでいると、それを見るだけで嫌な気持ちになる人も少なくないと思われます。
では、コバエなどの虫を植物から駆除する方法としてはどのような方法があるのでしょうか。
観葉植物などに湧きやすいコバエはキノコバエと呼ばれる種類とされており、このキノコバエの駆除として一番簡単なのはコバエ専用の殺虫剤を使用することです。
ただ、殺虫剤の場合には植物の周りに飛んでいる虫は駆除できても、土の中まで駆除するのは難しいと言えます。
その場合には、顆粒タイプの殺虫剤を土の表面に巻いて、そこに水をたっぷりとあげることで殺虫剤成分が土に浸透するのでおすすめです。
その他の方法としては、植物の周りに飛んでいる虫は掃除機で吸引してしまう、なんて駆除方法もあるとされています。
土は処分した方が良い?
植物に湧いた虫を駆除できたものの、その鉢植えの中の土も同じく処分した方が良いのか気になるところです。
前述した虫が湧きやすくなる原因の他に、すでにその鉢植えの土に、購入前から虫の卵がありそれが羽化して虫が湧くこともあるとされているからです。
そのため、完全に虫を駆除したいのであれば、やはり土を一度全部入れ替えて上げるのが良いかもしれません。
100均などの安い土の場合、消毒が十分にされておらずそのせいで虫が発生してしまうことも考えられますので、入れ替える際にも安い土ではなく、多少値が張っても虫が湧きにくい土を選ぶのが良いでしょう。
その他には、普段から虫が湧かないように風通しの良い場所に植物を置き、夏場の暑い時期を除いては水やりを回数を控えて、有機肥料をあげすぎないようにすることも大切と言えます。
せっかく大切に育てている植物に虫が湧いてしまい全とっかえなんてことにならないためにも、まずは虫が湧かないようにする対策を行うのが良いと言えるでしょう。