植物は太陽光で光合成しますので、おひさまの光に当てることはとても大切です。
では、植物は窓越しの太陽光と直射日光、どちらで育てるのが良いのでしょうか。
植物は窓越しの太陽光と直射日光、どちらが良い?
植物の種類によっては、樹木など戸外で育てるのが良い種類と、観葉植物など始めから室内で育てることを前提としている植物など、種類は様々です。
特に室内で育てるとなった場合には、窓越しの太陽光で果たして植物が育つのか気になるところではないでしょうか。
しっかりと光合成をさせるためにも、やはり直射日光を当てるべきではないのかと迷う人も多いことでしょう。
実際に、直射日光に当てなくても窓越しの太陽光でも植物は育つのですが、種類によっては日光不足によって間延びしてしまう種類もあるとされていますので注意が必要です。
では、やはり植物は直射日光にしっかりと当てた方が良いのかというとそうでもなく、あまり長時間直射日光に当ててしまうと葉焼けしてしまい、それが枯れてしまう原因となってしまうこともありますので、直射日光だから良いというわけでもないようです。
実は違う?室内と外との日光量
植物によって、「室内の明るい環境なら育ちます」と説明されている種類もあるとされていますが、実はこれは蛍光灯などの室内の明かりのことではなく、窓から入ってくる日光のことを指しており、私たちにとっては電気の光も日光光もあまり大差ないように感じますが、実は全く光量が違うとされています。
簡単に言いますと、光の明るさの単位のことを「ルクス」という言い方をしますが、照明などの明かりが750~1000ルクスなのに対し、冬の曇りの場合には15000ルクス、冬の晴天や夏の曇りで50000ルクス、夏の晴天の場合には100000ルクスもすると言われています。
つまり、植物を戸外で育ててそれだけ明るい直射日光が当たることで、植物がすくすく成長するのは当たり前の事と言えるのかもしれません。
窓越しであっても太陽光が入ってくるのであれば、植物は十分に育つと言えますが窓がない、部屋の明かりのみでは植物は育たないことも考えられます。
意外!暗い部屋でも育つ植物も?
植物はやはり窓越しではなく、直射日光に当てて上げた方が良く育つと言えますが、人によってはトイレやお風呂場などあまり日は当たらない室内でインテリアとして飾りたいという人もいるかと思われます。
確かに、植物によっては耐陰性のある植物もいるとされていますので、あまり日が当たらない環境でも育つ種類もいるとされています。
耐陰性とは、日陰でも十分に育つことが出来る性質であるため、直射日光が当たらなくても十分に育つと言われています。
植物の種類としては、ポトスやオリヅルラン、ホヤ、テーブルヤシなどが挙げられますので、これならトイレやお風呂場、キッチンなどの日陰になりやすいところでも十分に育つのではないでしょうか。
ただし、「室内で育てられます」と書かれている植物でも、やはり時々は直射日光に当てて上げないと間延びして育ったり、葉が黄色くなったりすることもありますので、植物に元気がないと感じたら時々は直射日光に当てて上げるようにするのが良いのではないでしょうか。