植物は太陽の光を浴びて光合成をするため、光が必要なのは当然の事と言えます。
では、逆に光量不足になった場合にはどのような状態になるのか、その対策法などについて解説していきます。
植物が光量不足となったらこんな症状が出る?
植物はおひさまの光が大好きであることが多いので、基本的にはしっかりと太陽光に当てて育てる人が多いと思われます。
しかし、植物の種類によっては葉焼けを起こしてしまうのでなるべく日差しに当て過ぎないように室内で育てていたり、場合によって最初からトイレやキッチンなどあまり日が当たらない場所で育てている人も少なくないと思われます。
もちろん、植物の中にはもともと日陰であっても十分育つ耐陰性に優れている植物もありますが、あまりに光量不足になってしまうと植物にある症状が出ることもあるでしょう。
例えば、植物の茎だけが長くひょろひょろ伸びている状態というのは、植物が光量不足となっていると考えられますので、その場合にはしっかりと日光浴をさせてあげるのが良いと言えるのです。
植物がただ茎だけひょろひょろと伸びるのは徒長と呼ばれる症状とされており、正常に育っている時に比べて病害虫にかかりやすくなってしまうので注意が必要と言えます。
光量不足でも育つ植物
植物が光量不足になると徒長の症状が出るとされていますが、植物の種類によっては日陰でも十分に育つ種類もいるとされています。
光量不足にならず、日陰でも育てることの植物としてはどんな植物がいるのか気になるところです。
耐陰性のある植物は実は数多くあるとされており、成長が早く良く育つことで知られているポトスや、サクラランという別名もあるホヤ、テーブルヤシやモンステラなどが挙げられます。
植物によっては直射日光が苦手な種類もいますので、こういった植物であれば光量不足となることなく育てられるのではないでしょうか。
光量不足にならないための対策について
耐陰性の植物であれば光量不足になることなく育てることが出来るとも言えるのですが、耐陰性がある植物でも時々は日光浴をさせてあげないと光量不足になり、徒長してしまうこともあると言えます。
では、光量不足によって徒長させないようにするためには、どのような対策方法があるのでしょうか。
その対策法としては、もちろん普段から日光浴をさせることではあるのですが、耐陰性の植物であっても週に1~2回、植物によっては3~4回は午前中の日差しのある時だけでも日光浴をさせてあげることです。
わざわざ植物を室内から出したりしまったりが難しい場合には、お天気の良い日は窓際に置いてしっかりと光が当たるようにしてあげるなど、工夫してみるのが良いでしょう。
できることなら、せっかく育てていますので植物は元気に育ってほしいと思うものです。
そのため、日頃から耐陰性のある植物でも光量不足とならないように、植物をしっかりと観察しながら育てていくのが良いと言えるのではないでしょうか。