植物も老化するって本当?その原因とは

人間は生きている限りその瞬間に老化するものであり、老化を食い止めることはなかなか難しいと言えます。

植物も老化すると言われていますが、その老化の原因として考えられることはどんなことなのでしょうか。

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植物が老化する原因は何?

人間に限らず、植物も光合成を行い生きているだけでどんどん老化していくとされています。

種類によって異なりますが、植物の葉は古い葉の上から新しい葉が生えてくるので、古い葉は黄色くしわがれてやがて枯れてしまいます。

根っこや茎、その他の部分も普通に生きて活動をしているだけで老化してしまうのですが、その老化の原因として考えられることはどんな原因なのでしょうか。

実は、植物の老化の原因は人間の老化の原因と同じであると言えるのですが、何が原因なのかわかるでしょうか。

それは、活性酸素です。

活性酸素は生き物が酸素を取り込み、それをエネルギーにして活動する際に必ず産生される物質とされており、少量であれば問題ないのですが量が増えてくることで正常な細胞を傷つけてしまうことから、それが老化につながるとされているのです。

植物は、二酸化炭素を取り込んで酸素を生成するだけと思われがちですが、実は人間と同じく酸素を取り込んで二酸化炭素を吐き出して呼吸もしているため、活性酸素の脅威からは逃れられないのです。

植物が持つ老化に対抗する力とは?

植物の老化の原因が活性酸素だと解説してきましたが、だからと言って植物はその老化の原因に対して何もしていないわけではないとされています。

植物は活性酸素に対抗する力を多く蓄えているのです。

どんな力かというと、抗酸化作用という力でありこれは増えすぎてしまった活性酸素を体外へ除去していく作用とされています。

植物は確かに太陽の光を浴びなければ光合成ができず生きていけないのですが、その分紫外線のダメージを受けやすいとされています。

植物も人間も紫外線を浴びると体内で活性酸素が増えてしまうため、増えた分除去しなければいません。

植物には活性酸素を除去してくれる抗酸化物質を多く持っており、太陽光で光合成をしながらも紫外線のダメージに対抗するために抗酸化物質で常に活性酸素を除去して、老化しないように自分の身体を守っているのです。

実は人間にも役立っている?

植物は自分の体内に抗酸化物質を持っており、老化の原因となる活性酸素を除去して老化しないようにしています。

実は、植物の抗酸化物質は、人間が取り入れることでその力を発揮し、活性酸素を除去してくれる効果が期待できるとされているのです。

もちろん、人間の体内にも抗酸化物質は存在するのですが、年齢を重ねることで徐々に減少してしまうことで活性酸素を除去できなくなり、それが老化につながってしまうと言われています。

そこで、植物の体内にある抗酸化物質を人間の体内に取り入れて、それを活性酸素の除去に役立てて老化を防いでいるわけです。

つまり、植物の持っている老化防止の力が、そのまま人間のからでも役立っているということになりますね。

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