人間に限らず植物にとっても夏の日差しの暑さは応えるものですが、その暑さをものともせずグリーンカーテンとして利用できる植物も存在することをご存知でしょうか。
日除け対策のグリーンカーテンにおすすめの植物について解説していきます。
その1:ゴーヤ
夏の日差しを遮るのに、植物を利用して緑のカーテンを作るというのは非常に理にかなった方法と言えるかもしれません。
日除け対策に良いとされているグリーンカーテンは、役所などはもちろん学校などで多く作られ、日本では昔から日除けのための対策として重宝されてきました。
では、実際に日除けのためのグリーンカーテンを作るのにはどんな植物が適しているか気になるところです。
まず挙げられるのは、ゴーヤは日除けのための緑のカーテンには非常に適しているとされています。
ただ一つ注意が必要なこととしては、夏場の暑い日差しを避けるためのグリーンカーテンですので、真夏に植えるのでは間に合わなくなってしまうことが考えられます。
確実に真夏にグリーンカーテンとなるようには、5月末から6月中旬くらいに植えるのが良いとされています。
また、ゴーヤはそもそも沖縄などの暖かい地域で生育している植物ですので、比較的暖かくなってから栽培を始めるとすくすく成長します。
その2:アサガオ
ゴーヤ以外で日除けのためのグリーンカーテンとして適している植物は他にもあるとされています。
子供の頃、学校の夏休みの宿題で育てていたという人も多いアサガオも、実は日除け対策のグリーンのカーテンに適している植物と言われています。
日本アサガオはその名前の通り午前中でしぼんでしまうとされていますが、西洋アサガオであれば夕方まで花を楽しむことができます。
アサガオに関しても、真夏にカーテンを作り終えているためには5~6月の頃がおすすめとされています。
ただし、品種によっては葉がそれほど多くないこともあるので、他の品種のアサガオを一緒に植え付けしたり、他の植物を混植するのが望ましいとされています。
加えて、日本アサガオは蔓の成長がゆっくりであるため成長の早いゴーヤなどとミックスするとボリュームのあるグリーンカーテンができるかもしれません。
その3:フウセンカズラ
紙風船のような可愛いらしい袋状の実をつけるフウセンカズラも、日除け対策としておすすめの植物とされています。
蔓性の一年草で、夏には緑がかった白色の花を咲かせるのが特徴で、実が熟すとハート模様の丸い種ができるとされています。
園芸初心者でも比較的育てやすく、やはり真夏にグリーンカーテンにすることを考えると植え付けや植え替えは5~6月頃が適しているでしょう。
成長が早いとされていますので、行燈やネットなどに絡ませる場合にはそれらを早めに準備しておくのが良いとされています。