緑茶と同じ植物からできているお茶とは?麦茶だけが仲間外れ?

ほっとした時に飲む緑茶と、夏場に美味しい麦茶、いつも飲む回数が多いのはどちらでしょうか。

緑茶は他のお茶と同じ植物からできているとされていますが、麦茶はどんな茶葉はできているのかご存知でしょうか。

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緑茶は何の植物の茶葉からできている?

世の中には様々な種類のお茶があるとされており、それぞれそのお茶の香りや良さで好みが分かれる人も多いと思われます。

緑茶のほっとした味が好きな人もいれば、麦茶の懐かしい味が好きな人もいますし、本当に人それぞれ好みが分かれることでしょう。

ただ、お茶はどのようにできているかを考えた時、実は同じ植物の茶葉で出来ていると知ったら、どんな気持ちになるでしょうか。

まず、最も飲まれている緑茶を例に挙げてみますと、緑茶は産地などにも寄っても異なりますが「カメリアシネンシス」という植物からできていることをご存知でしょうか。

実は、このカメリアシネンシスは緑茶だけでなく烏龍茶やプーアール茶、紅茶やジャスミン茶などの原料となる植物なのです。

つまり、もしこのカメリアシネンシスが植物として絶滅してしまったら、緑茶も烏龍茶もジャスミン茶も高茶も飲めないことになります。

そして、同じ植物を原料にしているのになぜこんなにも味に違いがあるのでしょうか。

麦茶は何からできている?

お茶の中でも、緑茶と同じくどんな家庭にもだいたい作って置いてあるのが麦茶だと思われます。

では、麦茶はどんな茶葉からできているのか気になるところです。

その名前の通り、大麦の種子を焙煎して作っているお茶であり、緑茶のカメリアシネンシスとは原料となる植物がまず違います。

麦茶のあの独特の香ばしさは大麦を焙煎しているからこその味と言えるでしょう。

麦茶は、もしカメリアシネンシスが植物として絶滅してしまっても、大麦が絶滅しなければ作ることが出来るお茶と言えます。

緑茶と他のお茶と味が違うのはなぜ?

話を元に戻して、同じ植物の原料を使っているのに、なぜ緑茶も烏龍茶もジャスミン茶も、あれだけ香りや味が異なるのでしょうか。

その違いが出る理由として考えられるのが、発酵度合いの違いです。

確かに、麦茶以外のこれらのお茶はカメリアシネンシスを原料に作られているのですが、それぞれの発酵度合いが異なるためにこれだけ味や香りに違いが出るのです。

カメリアシネンシスを発酵させずにそのままお茶にしたのが緑茶であり、発酵が進んでいる順にジャスミン茶、烏龍茶、紅茶、プーアール茶となっていきます。

ただし、ジャスミン茶だけは発酵に加えてジャスミンの花の香りを香料として加えられていますので、他のお茶とは少し異なったものと言えるかもしれません。

このように、同じ植物を原料としてお茶が作られていても、発酵度合いによって全く違う雰囲気を持つお茶になることが理解できたのではないでしょうか。

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