植物における間引きって何?やり方や注意点について

植物を育てていると、その最中に「間引き」という言葉に出会うことがあります。

間引きとはどんなことなのか、またやり方や注意点などについて解説していきます。

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間引きってどんなこと?

園芸を始めると間引きという言葉とたびたび出会うことがあると思われますが、実際に間引きとはどんなことなのかご存知でしょうか。

植物はそのまま育てていくとあらゆるところから新芽が出てきてすくすく成長します。

ただ、その出た新芽をすべて育てていると、全体の生育が悪くなってしまうこともあるため、最も太く生命力の強そうな生育の早いものだけを残し、あとは新芽を摘んでしまうことを間引きと言います。

植物的には可哀想な気がしますが、実は間引きをするのは植物のためでもあるのです。

間引きをしないままでいると、株同士の間隔が狭くなってしまうため結果的に生育が悪くなってしまう以外にも、日当たりが悪くなったり肥料が十分に行き渡らなくなることも考えられます。

その他にも、間引きをすることのメリットとしては、新芽同士が成長し合ってぶつかって生育に影響をするのを避けることが出来ることです。

また、間引きをすることで害虫や病気などの防ぐ効果があるほかに、根が密集しにくくなるため本体がより成長しやすくなると言えます。

間引きのやり方は

では、実際に間引きをする場合にはどのようなやり方をすればよいのでしょうか。

初めて自分の育てている植物を間引きする場合、どの新芽を摘めばよいのかわからなくなってしまう人も多いことでしょう。

植物の間引きのタイミングが3回あるとされており、発芽直後と本葉が2枚になってきたとき、そして本葉が3から4枚になって株が込み合っているときは間引き時と言えます。

ただ、どの新芽を間引きけば良いのかと迷う場合には、苗の生育状態を揃えるためにも、遅く新芽が出てきたものや他に比べて葉や茎が弱々しいもの、うまく育っていないもの、あるいは他の株に比べて極端に大きくなっているものなどは間引きの対象と言えます。

間引きをする上で注意したいポイントとは

今度は、間引きをする際の注意したいポイントについて解説します。

せっかく育ててきて出てきた新芽を、間引いてしまうことに罪悪感を持つ人もいるかもしれません。

そのため、人によっては株が混雑しないように最初から間隔をたくさん取って植えている人もいるかもしれませんが、間隔を開け過ぎてしまうと今度は苗が丈夫に育たなくなってしまうのでおすすめしません。

なぜなら、植物の種類によってはある程度成長するまでは株が密集している方が良く育つ種類もあり、ニンジンなどはそういった環境を好みます。

確かに、せっかく出てきた新芽を摘んでしまうのは気がひけるという気持ちはわかりますが、本体をしっかりと生育させるためにも、ここは心を鬼にして間引きをすることをおすすめします。

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