植物における葉脈の種類と役割について

植物には葉脈というものが存在しますが、どのような働きをしているのかご存知でしょうか。

また、葉脈の種類と役割についても解説していきます。

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葉脈って何?種類がある?

植物が身近に存在してどんな生き物なのかはわかっているとしても、葉脈についてどんなものなのか説明してほしいと言われたら、説明するのは難しいと思われる人が多いのではないでしょうか。

植物の葉には必ず葉脈というものが存在しますが、それはどんなものなのかを解説していきます。

植物の葉を観察してみると、表面に筋のように伸びているものが見受けられると思われますが、これが葉脈です。

葉を縦に真ん中から切断してその断面を見ると、葉脈は維管束と呼ばれる管の集まりになっており、その維管束は根から吸い上げた水分や栄養素を運ぶ機関とされています。

つまり、葉脈は水分や栄養分を運ぶ維管束の集まりなのですが、実は葉脈にもいくつかの種類があります。

葉脈はつまりは維管束なのですが、その維管束には水分を通す「道管」と、養分を通す「師管」に分かれており、道管は葉の表寄りに存在し、師管は葉の裏寄りにあるとされています。

葉脈の役割とは

では、葉脈の役割とはいったい何なのでしょうか。

ほぼ前述してしまいましたが、葉脈は植物の体の隅々に水分や養分を運ぶ役割をしています。

葉脈は葉っぱにしかないと思われがちですが、実は葉に集合している部分は最終地点であり、道管と師管は葉だけでなく茎の内部や根の中にも通っており、根から吸い上げた養分や水分を吸い上げて根や茎を通しそれを葉に送る役目をしているのです。

植物にとって光合成を行うのは葉にある葉緑体ですが、その光合成をおこなうのには水分や養分が必要となります。

葉脈は、葉緑体が光合成を行うことが出来るように栄養分や水分を葉緑体に運ぶ役割をするため、重要であると言えるのです。

葉脈植物の種類によって異なる?

葉脈は植物が光合成をおこなう上で重要な役割をしていることは理解できたと思われます。

実は葉脈は、植物すべてが同じではなくそれぞれの植物によって異なっていることをご存知でしょうか。

人間の指にある指紋は、一人一人違いますがそれと同じで、植物に存在する葉脈もまるで人間の指紋のように種類によって異なっていると言われています。

植物の種類によって葉脈の作りが知りたい場合には、一般的には実験などで薬品を使用して確認することが出来ますが、それ以外にも植物の種類による葉脈の違いを観察することは可能だとされています。

それは、デジタルカメラとライトボックスを使うことで簡単に見ることが出来るとされています。

異なる種類の植物を育てている人は、それぞれ葉脈がどのように違うのか観察してみるのも良いのではないでしょうか。

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