植物は昼と夜、どちらに良く成長する?

植物は常に成長し続けていますが、昼と夜とではどちらに成長するのでしょうか。

また、夜に成長しなかった場合には、植物たちは夜に何をしているのかについて解説していきます。

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植物は昼と夜どちらに成長する?

植物は昼と夜だとどちらに成長するのかといったら、当然太陽光のある昼間だと言えます。

二酸化炭素を吸収して太陽光で光合成をして、私たち人間が生きていく上で必要な酸素を生成しています。

植物の葉の中には葉緑体という器官があり、この葉緑体によって光合成は行われていると言われています。

最近ではLEDなどの電気の光でも光合成を行うことが分かってきていますが、やはり植物が光合成を行い成長するのは、昼間の方が多いと言えるのではないでしょうか。

そうなると、太陽光がなくなる夜には、植物は何をしているのでしょうか。

植物は夜は何をしているの?

では、夜に植物は成長しないとしたら何をしているのか気になってしまう人も多いと思われます。

夜には何をしているのかというと、呼吸を行っていると言われています。

実は、光合成によって酸素を作り出している植物ですが、人間と同じように酸素を取り込んで二酸化炭素を吐き出して呼吸もしているのです。

呼吸は昼と夜に関係なくしているのですが、日の光が当たらないことで光合成ができない夜は、植物は主に酸素を取り込んで二酸化炭素を吐き出して呼吸をすることを中心に行っていると言われています。

それに加えて、植物は夜のうちに呼吸によって生成したエネルギーをうまく調整して、朝の光が出るまでそのエネルギーが尽きないようにうまく計算しているとされており、実は人間と同じくらい、あるいはそれ以上に非常に賢く頭が良い生き物とも言えるのではないでしょうか。

夜に花が開く月下美人は?

基本的には昼間は光合成を行い、夜は呼吸をしている植物ですが、植物の種類によっては夜に花が咲いたりする種類もいるとされていますが、そういった種類は夜に成長する植物であると言えるのではないでしょうか。

例えば、満月の夜に開花するとされている植物である月下美人は、夜に花が開き強い香りを漂わせる植物の一種ですが、この場合夜に活動していることになります。

月下美人が夜に花が咲くのは、原産地であるメキシコの熱帯雨林に生息するコウモリに受粉をしてもらうためだとされていますが、月下美人の場合は夜にも活動するためにその分本来であればエネルギーの蓄える時間である夜にエネルギーが消費されていることになります。

ただ、当然月下美人も昼間には太陽の光を浴びて光合成を行い成長しているはずであり、また花が開くのは毎日のことではないため、開花させない夜は他の植物と同じく呼吸をしてエネルギーを蓄えているのではないでしょうか。

加えて、花が咲くのは一夜限りでその後散ってしまうことを考えると、夜に成長しているのではなくあるだけのエネルギーを振り絞って夜に開花し、その瞬間に燃え尽きてしまう性質の植物なのかもしれません。

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