みなさんは普段、園芸をしていますか?
それとも、農業をしていますか?
一般的には園芸は趣味、農業は仕事のようなイメージがあると思います。
では、実際には園芸と農業ではどのような違いがあるのでしょうか?
今回は、園芸と農業のそれぞれの特長と違いについて、解説をしていきたいと思います。
園芸は手軽に
「趣味は園芸です」ということがあるように、園芸は手軽なイメージがあるかと思います。
しかし意味を調べてみると園芸とは、植物を育てることの意味であったり、農業の一分野であったり、造園のことであったりとたくさんの意味を持っているようです。
さらに園芸でも、それを仕事にする商業的園芸、趣味として行う家庭園芸と分けることもできます。
このようにみていくと、“園芸イコール手軽なもの”ということでもないようです。
商業的園芸では野菜や果物、花や木を栽培してそれをお金に変えますので、当然しっかりとした知識と技術が必要になります。
これは、ほぼ農業と同じ意味でしょう。
それとは反対に家庭園芸では、字のごとく家庭で楽しむものであり、自分の好きなものを好きなときに好きなだけ育てることができます。
特別な資格もいらないし、知識も必要最低限あれば十分です。
このように園芸はたくさんの意味を持っていますが、やはり一般的には家庭園芸のことを指すようですね。
農業は大変?
次に、農業とは何なのでしょうか?
農業とは田んぼや畑などで、人間が生きていく上で必要なものを栽培したり育てたりすることをいいます。
人間が生きるためのものを生産するのが、農業といったところでしょうか。
代表的なものでいえば、お米を栽培することや野菜を育てること、牛や豚、鶏を育てることが農業にあたります。
視野を広げれば口に入るものでなくても、洋服に使われる繊維や小物に必要なゴムや竹、動物の革などの加工も農業といえるのです。
農業とは、職業の意味もあります。
農家さんなどと呼んだりもしますね。
となると農業は仕事であり、専門的な知識も技術も必要なものということになります。
このことから、農業は園芸よりも難しいことがわかります。
農業を始めようと思っている方は、それなりの覚悟と勉強が必要になってくるのです。
まとめ
このように園芸と農業の違いは結構、幅のあるものであることが分かります。
園芸をするには、必要なものがホームセンターなどで手軽に揃えて始めることができますが、農業をするには専門知識と技術を身につけて、道具なども専門店で購入しないといけません。
園芸と農業の違いを簡単に説明するには、【園芸と農業】イコール【趣味と仕事】という言葉がわかりやすいかもしれませんね。