植物の木質化とはどんなことか?そうなった場合の対処法について

植物が成長する過程では、様々なトラブルに見舞われることが多々あると思われます。

その中でも、木質化とはどんなことなのか、またそれに対する対処法などについても解説していきます。

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木質化ってどんなこと?

植物における木質化とはどんなことなのかご存知でしょうか。

その名前から予測すると、植物が木のような質感になってしまうことなのではないかと想像できますが、実際にはどうなのか気になるところです。

木質化とは、茎が茶色に変色して木のように硬くなることを言います。

木質化してしまう原因としては、植物の体内においてリグニンという物質が増えることによって起こるとされています。

リグニンは、植物の細胞の隙間と隙間を埋めて強固する作用がある物質であり、草を木のような丈夫な組織に変化させてしまう作用もあるとされています。

木質化が起きやすい植物とは

では、植物の中で木質化しやすい種類としては、どんな種類の植物があるのでしょうか。

木質化は多年草に多いとされている症状ですが、キクやポインセチア、バジル、セージやゼラニウムなどがなりやすいとされています。

またハーブのローズマリーなども木質化することがあるので注意が必要です。

その他の植物としては、サボテンなども生育環境が悪かったりすると木質化することがあるとされています。

ただ、木質化するのは植物にとってそんなに悪い事というわけでもなく、生理現象の一つとされており病気ではないとされています。

そのため、木質化を病気だと思ってその部分をカットしてしまうと、そこから葉っぱが出てこなくなってしまうこともあります。

植物が木質化した場合の対処法について

植物の木質化は決して病気ではなく、生理現象の一つでもあるとされているのですが、気分的には何となく大丈夫なのか心配になってしまう人もいることでしょう。

サボテンなどは、木質化する原因として環境の悪化であるとも言われていますので、それを考えるとやはり植物にとっては良くない事と言えるのではないでしょうか。

植物の種類によっては、木質化してしまったことで緑の部分が少なくなり、みすぼらしくなってしまったのでその部分をカットしたいと思うかもしれません。

その場合には、木質化した部分をすべてカットしてしまうのではなく、必ず葉が残るような形でカットするように心がけましょう。

そのようにカットすれば、木質化した部分からでもまた葉っぱが生えてきて生育することも考えられますので、茶色くなってしまったからと言ってすべて切り捨ててしまわないように気を付けることをおすすめします。

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