有名な曲の中に出てくるタイムはハーブの一種ですが、どのように育てるのでしょうか。
また、タイムにはほかにどんな種類があるのか育て方などについて解説します。
タイムってどんな植物?
気品のある強い芳香を放つハーブの一種であるタイムは、サイモンとガーファンクルの「スカボローフェア」で初めてその名前を知ったという人も多いのではないでしょうか。
タイムは料理はもちろん、防虫効果もあることから古くから生活に用いられてきたハーブの一つとされています。
バジルやラベンダーなどに比べると認知度は低いかもしれませんが、種類も豊富で比較的育てやすいと言われています。
開花期にはピンク色の可愛らしい花を咲かせ、その清々しい芳香はハーブティーにしても美味しいとされていますので、一度育ててみるのも良いのではないでしょうか。
タイムにはどれくらい種類があるの?
では、実際にタイムにはどのくらいの種類があるのか気になるところです。
一般的にタイムというと、「コモンタイム」という品種を指していることが多いとされていますが、そこから数多くの品種改良が加えられ数を増やしたとされています。
実は、タイムは北半球を中心に約400種類もの品種が自生していると言われています。
代表的な種類としては、前述したコモンタイムですが、それ以外にもレモンのさわやかな香りが印象的なレモンタイム、甘い柑橘系の香りが鼻先をくすぐるオレンジスパイスタイム、タイムの中でもメジャーな存在とされているクリーピングタイムなど、実に様々な種類があるとされています。
これだけ種類が豊富なのですから、何種類か一緒に育ててそれぞれの品種の変化を楽しむのも良いですし、お気に入りの一種だけを大切に育てるなど育てる楽しみ方は無限と言えるでしょう。
気になる育て方について
これだけ豊富な種類があるとされているタイムですが、タイムはどのように育てていくのが良いのか、気になる育て方について解説していきます。
タイムは多少の日陰でも育つとされていますが、しっかりとおひさまに当てた方が良く育つと言われています。
日当たりに加えて風通しのよさも重要で、真夏はコンクリートの地面だと暑すぎて枯れてしまうこともありますので、日陰の涼しく風通しの良い場所に移動してあげるのがおすすめです。
寒さには耐性があるとされています野のでめったに枯れることはありませんが、霜が付くと葉っぱが変色してしまうこともありますので注意しましょう。
水やりに関しては、比較的乾燥した状態を好むのであまりあげすぎないようにするのがコツです。
冬場と夏場で水やりの仕方を変えないと、根腐れを起こす原因となることがありますので、冬場などは表面の土が乾いてから数日たって水やりするくらいがちょうど良いとされています。