植物には無性生殖できる種類がいる?その方法とは?

基本的に植物はおしべとめしべを受粉させて生殖させるのが一般的ですが、種類によって無性生殖できるものもいるとされています。

では、無性生殖できる植物の種類とその方法について解説していきます。

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そもそも無性生殖とは

植物には無性生殖ができる種類もいるとされていますが、そもそも無性生殖とはどんなことなのかご存知でしょうか。

無性生殖とは、単細胞生物が行うことが多い生殖方法とされていますが、多細胞生物の中にも無性生殖をおこなう種類は意外に少なくありません。

イソギンチャクやヒドラ、プラナリアなど生き物も無性生殖できるとされており、大きい生き物ではコモドオオトカゲなども無性生殖で子供を産むとされています。

特に植物は、植物体の根や茎、葉などの栄養器官から親と同じ遺伝子を持つ植物体を繁殖させることが出来、その種類は分裂、胞子、出芽、栄養生殖の4種類からあるとされています。

無性生殖できる種類の植物は?

では、植物の中で無性生殖できる種類はいるのか気になるところです。

キノコなど、胞子で増える植物(キノコは植物とは少し異なりますが)は単体のみで生殖を行って新個体となるいわゆる無性生殖を行う種類とされています。

その他には、藻類やコケ植物、シダ植物などは配偶子による有性生殖が行われる代と、自分だけで新個体を生み出す無性生殖が行われる代が交互に来るとされています。

その他、オニユリなどの植物は葉の付け根に小球根を付けるのですが、それが地面に落ちることでそこから目を出し増殖します。

その他には、栄養生殖という名でジャガイモなども無性生殖をする種類の植物です。

植物を無性生殖させる方法について

植物の中にも無性生殖をする種類がいることは理解できたと思われますが、植物を無性生殖させる方法はあるのでしょうか。

まず、わかりやすい例としてジャガイモを無性生殖で繁殖させる方法について解説していきます。

ジャガイモの場合、普通の無性生殖とは違い植物が他の個体の種子に頼ることなく栄養器官から繁殖する栄養生殖となります。

良く、買ったジャガイモをしばらく使わずにそのまま放置していたら芽が出てきてしまったという経験をお持ちの方は多いと思われますが、ジャガイモはそのまま地面に植えるだけでも芽を出し、新個体を次々に作っていくことが出来ます。

無性生殖というのなら、レンコンなどの地下茎も栄養生殖による無性生殖であり、挿し木なども無性生殖の一つとされています。

もちろん、人が手を加えることで無性生殖をさせる方法もあると言えますが、わざわざ手をかけるよりも、もともと無性生殖をする種類の植物をそのまま植えたりするだけで繁殖していくので簡単と言えるでしょう。

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