みなさんは園芸において、使い終わった土をどのように処理していますか?
処分する方、再利用される方、様々だと思います。
処分するにも再利用するにも、方法が知りたいですよね。
今回は、園芸において使い終わった土の処理方法と再生方法について、解説をしていきたいと思います。
処分するにもお金がかかる?
使い終わった土には色々な菌や害虫、ゴミなどが含まれており、栄養分も失われています。
このことからひとつ育て上げて、次の植物や野菜にそのまま使ってしまうと、ものによっては上手く育たないことがほとんどです。
そうなると新しい土に入れ替えることになりますが、古い土は邪魔になるでしょう。
家に置いておくわけにもいかないので、処分しなければなりません。
では、どのような方法で使い終わった土を処分するのでしょうか?
土は燃えるごみとして処分できる自治体もあるようですが、ほとんどの自治体で「専門業者に回収を依頼してください」との回答になるかと思います。
その場合には、最寄りのゴミ回収業者などに連絡をとってみましょう。
最近では、ホームセンターなどに“土の回収ボックス”を設置しているところもあるようなので、確認してみると良いでしょう。
ここまでは、処分するための方法について解説をしてきましたが、できることなら再生して使いたいですよね。
実際に、土は再利用できるのでしょうか?
次は、土の再生方法について解説をしていきたいと思います。
手間がかかる分愛着もわく!
園芸で使い終わった土の再生方法ですが、なかなか手間のかかる作業です。
しかし、毎回処分していてはもったいないですよね。
では、実際に土の再生方法について解説をしていきます。
まずは、土をふるいにかけます。
ふるいにかけることにより、前回育てていた植物や野菜の根っこや葉などの不純物を取り除くことができます。
次に土を消毒します。
一度植物や野菜を育てた土には、害虫や病原菌が潜んでいることがありますので、しっかり消毒をしましょう。
消毒の方法は、夏と冬とで違います。
夏は水で湿らせた土に、黒いビニール袋を被せて直射日光を当てます。
1週間に一度、土を混ぜましょう。
土が乾燥しないように気をつけることが大切です。
冬は土に熱湯をかけ、外に置いて冷やします。
こちらは2、3週間に一度、土を混ぜるようにしましょう。
消毒が終わったら、堆肥や腐葉土などの有機物を混ぜます。
古い土の半分くらいの量を混ぜ込みましょう。
最後に栄養分の失われた土に、肥料を与えます。
緩効性粒状肥料がオススメです。
以上が終わったら、実際に植え付けに入るのですが、連鎖障害を避けるために前回植えたものとは別の種類(科目)のものを植えましょう。
まとめ
園芸で使い終わった土は、再利用することができます。
処分して、新しい土でまた新たに始めるのも良いですが、自分で土を作ると言う意味で再利用するのもオススメです。
少し時間と手間はかかりますが、その分愛着もわきますのでぜひ挑戦してみてください。