一軒家で広い庭があるお家というのは誰でも憧れるものですが、庭が広い分だけ目隠しをしなければならないと言えるでしょう。
では、お庭の目隠しに最適な植物としてはどんなものがあるのか解説していきます。
その1:生垣におすすめのツゲ
庭を目隠しするために何か樹木や常緑樹を植えようと考える人は多いと思われますが、実際にどんな植物が庭の目隠しに最適なのかわからないという人も多いことでしょう。
夏場は良くても冬になったら葉が落ちてしまうような植物だと目隠しになりませんし、1年中枯れなくても葉っぱがスカスカに生えてくる植物では目隠しにならず意味がありません。
では、庭の目隠しに最適な植物としてはどんな種類があるのかについて解説していきます。
ツゲは、原産地が日本のツゲ科ツゲ属の植物とされており、生垣といえばツゲ、と言われるくらい庭の目隠しに最適な植物と言えるのではないかと思われます。
ツゲは成長が遅く、生垣に向いているだけでなく刈り込みにも強いとされていますが、あまり枝が密集してくるとツゲを好むメイガなどの虫が寄ってきますので注意が必要です。
余り上に伸びない植物ですので、上部ではなく比較的下の部分の目隠しに適している植物と言えます。
その2:シラカシ
今度は比較的背の高い部分の目隠しに適した植物としては、どんな種類があるのか気になるところです。
高さ2メートル以上の目隠しに向いている植物としては、シラカシがおすすめとされています。
シラカシは背が高い植物ですので、高い部分の目隠しにしか向かないので注意が必要ですが、葉が長く、しっかりと正しく剪定することによって上品で趣のある目隠しになると言えるでしょう。
シラカシ以外にも、アラカシやウバメカシ、シマネトリコなども高い部分の庭の目隠しに適している植物は数多くあるとされているようです。
その3:沈丁花
庭の目隠しとしてだけでなく、花も楽しみたいという人の庭の目隠しには、沈丁花がおすすめです。
日本三大香木の一つとされている沈丁花の前を通ると、誰もがあの懐かしい香りに心を誘われた経験があるのではないでしょうか。
原産国は中国で、2~3月頃になると手毬ような形をした可愛いらしい花から、かぐわしい良い香りを漂わせてくれます。
成長が遅く、剪定もあまり必要ないのでそこまで手がかからないと言えますが、乾燥に弱いので直射日光が当たらない明るい日陰で育てるのが良いとされています。
目隠しとしての役割以外にも、季節を感じさせてくれる香り高い植物として庭に植えてみるのも良いのではないでしょうか。