ハランという植物の名前を聞いてもあまり聞きなれない名前かもしれませんが、実は古くから親しまれてきた園芸品種とされています。
では、植物のハランにおける種類や育て方について解説していきます。
植物のハランとは?
ハランと聞いてもいまいちピンとこない人も多いと思われますが、園芸の世界や欧米においてはお洒落な観葉植物として人気が高いとされています。
しかも、実は私たちはハランには良くお世話になっているのですがそれに気づいていないと言えるでしょう。
よく、お弁当やお寿司などの間に緑色のぴらぴらしたフィルムが入っていることがありますが、実はそのフィルムの代わりに使われていたのがもともとはハランだったとされており、そのフィルムの名前が「バラン」というのも、植物のハランからきていることをご存知でしょうか。
ハランには殺菌作用があるため、高級なお寿司屋さんなどに行くと今でも実際に植物のハランが使われていることがあるようです。
種類はどのくらい?
お寿司に実際に使用されていたハランですが、種類はどのくらいあるのか気になるところです。
ハランは江戸時代に中国から日本に渡来してきたとされている説と、もともと日本が原産地だったとされている説があると言われています。
それ以外にもベトナムやラオスなどのアジアでも分布しているとされており、ハラン属だけで約85種類もあるとされています。
中国においては59種類が分布していると言われており、その中の54種類は中国の固有種となっているようです。
育て方はどうする?
今度はハランの育て方について解説していきます。
ハランは観葉植物には珍しく直射日光が苦手とされており、直射日光が当たらない日陰で管理するのが良いとされています。
耐陰性のある植物でも、時々は直射日光に当てないと間延びしてしまう原因となるのですが、ハランに関しては直射日光に当てると葉焼けを起こしやすく、それが返って枯れる原因となりますので無理に当てる必要はないとされています。
ハランは生命力が強いため、たくさんの水を吸収しますので春から秋にかけては土が乾いてきたらたっぷりと水やりをするのが良いとされています。
ただ、涼しくなってきたら徐々に水やりの間隔を開けるようにして、本格的な冬に突入したら土の表面が乾いてきてもすぐにあげるのではなく、数日たってから水やりをするのが良いとされています。
また、どの時期に関しても鉢底から水が染み出るまでたっぷりとあげるのが基本とされていますので、しっかりと水やりすることをおすすめします。