せっかく手塩にかけて大切に育ててきたのに、育てている植物が根腐れを起こしてしまったら慌ててしまう人も多いのではないでしょうか。
根腐れを起こす原因とその対策法、そしてもう一度復活させる方法について解説していきます。
根腐れの原因は何?
根腐れとは、そのまま植物の根が腐っている状態のことを指しますが、そもそもなぜそのようになってしまうのか原因はどこにあるのでしょうか。
根腐れを起こしてしまう原因としてはいくつのことが考えられますが、考えられる原因の一つが酸素不足です。
水やりの頻度が多く、また水はけの悪い土に栽培されている植物は、土と土の間にたまった水を吸収した後、水はけ後にできる隙間から酸素を吸収することが出来ずに酸素不足となって根腐れを起こします。
また、過度に肥料を与えすぎることによって肥料焼けを起こしてしまい、根腐れを起こすこともあるとされています。
その他にも、環境が悪い状態で育てられている植物は嫌気性菌が増殖しますので、その菌が根に侵食することも根腐れと原因となることがあります。
根腐れを起こさないようにする対策とは
では、根腐れを起こさないようにする対策としては、どのようなことに気を付ければよいのでしょうか。
まず、今植物が植えられている土が古い場合には、植え替えて水はけのよい新しい良い土に替えてあげるのが良いと言えます。
まだ根腐れを起こしていなかったとしても、水はけの悪い土のままに植えておくと根腐れを起こしてしまうのは時間の問題です。
そのため、今現在の土がどのような状態なのかよく観察することをおすすめします。
そして、今まで水をやり過ぎていたと思うのであれば、回数を少なくすることも根腐れを起こさないようにするための対策となります。
その他には、その植物にあった土に植え替えて、風通しの良いところに移動してあげることで根腐れを防止する対策になると言えます。
根腐れを起こした植物を復活させる方法は?
一度根腐れを起こしてしまうと、そこからまた復活させるのはかなり難しいことだと思われます。
しかし、大事育てて思い入れの深い植物であれば、もう一度復活させて元気にしてあげたいと思うのは当然の事と言えますが、復活させる方法はあるのか気になるところです。
一度根腐れを起こした植物は、一度植え替えをして今までの環境を変えて株の状態を整えることで復活できるかもしれません。
本来は、一度根腐れを起こしてしまうと根はなかなか元には戻りませんので、その部分だけはカットしていくことをおすすめします。
もっと元気になってもらおうと、肥料をあえた方が良いのかと思われがちですが、返って肥料焼けを起こしてしまうのでやめた方が良いと言えます。
一度根腐れを起こした植物でも丁寧に処置をすればまた復活させることが出来るかもしれませんが、それでもどうしても復活できない場合もあることをご存知でしょうか。
それは、冬場の根腐れです。
冬場の根腐れはどんな対策法を行っても復活しないことがありますので注意しましょう。
特に水のやり過ぎによって根腐れを起こすことが多いので、乾燥気味で育てるくらいに水やりをするように心がけることをおすすめします。