どんな植物の特徴がある?微生物と共生する種類とは

基本的に植物はその体一つで生命活動を行っているものですが、中には微生物などと共生して生きている植物もいるとされています。

では、微生物と共生する植物の種類や特徴について解説していきます。

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植物と微生物は共生している?

微生物と言えば、植物を病気にしたり害虫に付きやすくさせたりするのではないかと思われる人が多いかもしれませんが、実は植物の種類によっては微生物を自分の生命活動に役立てて生きている種類もいるとされていることをご存知でしょうか。

植物にとってむしろ害となる微生物がなぜ植物の生命活動において役立っているのか気になるところです。

実は、植物は生きていくために数多くの生き物の力を借りて生きているのですが、多種多様な微生物の力を利用していることはあまり知られていないのかもしれません。

微生物の働きがあるからこそ、植物にとって致命的となる病原菌や害虫などを排除することが出来るとされており、本来微生物は植物にとってより良い関係性を築ける相手と言えるのです。

植物と共生する菌根菌って何?特徴は?

普段何気なく目にしている植物と微生物が共生しながら生きているなんて、あまりご存知のない人も多いのではないかと思われます。

確かに、微生物と植物の存在を切り離して考えている人が多いかもしれませんが、実は人間の知らないところで植物は植物なりに生きていく術を身に付けているのです。

植物は人間よりもはるか大昔に誕生しているのですから、それだけ進化を重ねてどのように生きていく術など、人間なんかよりもはるかに進歩しているのは当然かもしれません。

では、植物と共生する微生物とはどんなものなのかというと、その代表的なものが菌根菌という微生物とされています。

植物は、根から水分や栄養分を吸収してそれを植物の体全体に送りながら生育しているのですが、その際に菌根菌という微生物とされています。

どんな特徴があるのかというと、菌根菌は植物の根の中から土の中のリン酸などの栄養素を吸収して、それを植物に供給するという特賞があるとされています。

しかし、ただ土の中から吸い上げた栄養を植物に供給するだけでは菌根菌にメリットはないと言えますが、菌根菌は植物にリン酸を供給する代わりに植物が光合成を行うことで産生される糖類などの炭素化合物を植物から供給してもらっているのです。

つまり、植物と菌根菌などの微生物は持ちつ持たれつの関係であると言えるのではないでしょうか。

微生物と共生する種類の植物の特徴とは?

植物と共生する微生物が菌根菌というものであることは理解できたと思われますが、では微生物と共生する種類の植物はどのような植物なのか気になるところです。

めったに口にすることが出来ない、高級食材で知られているマツタケを始めとするキノコ類は、実は微生物と共生しながら生命活動を維持している植物と言えます。

実は、マツタケの場合は菌根菌だとされているのですが、シイタケの場合には菌根菌ではなく木材腐朽菌という微生物であり、微生物の種類はその植物の養分の摂取方法によっても異なるとされているのが特徴です。

菌根菌の中でも、アーバスキュラー菌根菌というのは菌根菌の中でも原始的な微生物とされており、最古と言われる植物の体にも存在したと言われているようです。

このように、植物はただ生きているだけではなく様々な生き物の力を借りながら生きていることが理解できたのではないでしょうか。

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