ソテツは植物の中でも比較的古い時代に誕生したシダ植物の一種とされています。
そんなソテツの育て方は、どのように育てていけば良いのでしょうか。
ソテツってどんな植物?
ソテツと言ってもどんな植物なのかイメージできない人もいるかもしれませんが、実はソテツは生きた化石とも言われていることをご存知でしょうか。
ソテツ類が誕生したのはさかのぼること恐竜時代以前、はるか大昔とされており、余り姿を変えることなく現代にも生きている植物とされています。
ソテツは、枯れかかった際に「鉄を打ち込むと蘇る」という意味で「蘇鉄」と書くとされており、成長が遅いのですがイチョウなどと同じく人間が誕生するはるか以前の時代から生き延びていると言われています。
原産地は、日本や中国オーストラリアやインドネシアなど非常に広い範囲に生息しており、比較的暖かい地域で120種類ものソテツが自生しているとされています。
また、とても古い種類であるために希少種として取り扱われる品種が多いとされています。
日本では沖縄や鹿児島などに自生しており、室町時代には武士などにも人気がありお金持ちの象徴として大変好まれたようです。
気になるソテツの育て方について
一億万年前の太古の昔からほぼ変わらない姿で生存してきたソテツの育て方は、どのように育てていくのか気になるところです。
ソテツの育て方としては、前述したようにとにかく成長が遅いので気長に育てていくのが良いとされています。
花の開花が非常に遅く、10年に一度しか咲かないと言われており、気長なお世話が必要だと言えるでしょう。
生命力は非常に強い植物ですが、温暖な気候に自生していることもあり寒さに弱いので、しっかりと冬支度をしてあげるのが良いと言えます。
明るい場所を好むので、日の当たる風通しの良い場所に置いてあげるのが良いとされています。
水やりに関しては、土が完全に乾いてからたっぷりとあげるのが基本とされており、特に冬場は休眠期に入るので暖かい時期よりも土の乾燥に時間がかかるとされています。
そのため、いつもの習慣で水やりをすると根腐れを起こしてしまうこともありますので、必ず土の状態を確認してから水やりするように心がけましょう。
ソテツの育て方のポイントとは
今度は、ソテツを育てる上でのポイントについて解説していきます。
前述したソテツの育て方でも十分なのですが、ポイントを押さえておくとより育てやすいと言えるでしょう。
ソテツは非常に丈夫であり冬支度さえしっかりとすれば長く楽しめる植物です。
冬支度としては、古い下の方の葉を取り除いたらその幹をワラなどで包んで、葉っぱはロープで束ねておくのがおすすめです。
葉っぱは、ロープで束ねておくだけでも防寒対策となるので、簡単ですしやってあげた方が良いかもしれません。
逆に、なかなか成長しないので本当に育っているのか疑って飽きてしまう人もいるかもしれませんが、根気よく育てれば10年に一回の割合で花を拝むことが出来るかもしれません。
ポイントさえしっかりと抑えて育てれば初心者でも簡単に育てることが出来ますので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。