みなさんは園芸では、どのような環境で野菜を作りますか?
多くの方が、日当たりや水はけの良い場所に植え付けをして育てていると思います。
しかし、誰もがそのような状況が身近にあるわけではありません。
日当たりが悪いからといって、園芸を諦めている方も多いでしょう。
今回はそんな方のために、日陰でも十分育てられる野菜について解説をしていきたいと思います。
植物や野菜の育つ環境はさまざま
「日当たりが良くないと植物や野菜は育たない」と思っている方も多いと思います。
確かに日当たりは良い方がいいのは間違いではないのですが、そうではない植物や野菜もあるのです。
植物には日光を好む“陽性植物”と、日に当たると弱ってしまう“陰性植物”、その中間の“半陰性植物”が存在します。
多くの植物や野菜が陽性植物ですが、今回は日陰でも育てることができる、陰性植物について解説をしていきます。
陰性植物とは直射日光を好まず、1日数時間の日照でも育つことが特徴です。
ではなぜ、日が当たらなくても陰性植物は育つのでしょうか?
それは、陰性植物は日光よりも水分を栄養源としているからなのです。
「日陰だから水やりもあまりしなくていい」と思ってしまいがちですが、陰性植物でもしっかり水やりをすることは大切です。
では、陰性植物にはどのような種類があるのでしょうか?
次は、陰性植物の種類と育て方について解説をしていきたいと思います。
陰性植物には◯◯が多い
陰性植物は日陰を好むという特性から、派手に実のなる野菜はあまりありません。
誰もが知っている野菜からいえば、まずはシソです。
シソは湿った土を好むため、日陰で育てるのに適しています。
春にタネを撒けば、夏には収穫することができます。
次はミョウガです。
ミョウガは水はけの良い場所を好みますので、水やりの仕方には注意しましょう。
春に植えると秋には収穫することができ、その後は毎年夏ごろに収穫することができます。
数年間繰り返し収穫することができますが、5年ほどで株を植え替えると良いでしょう。
あとは葉物のミツバです。
葉物は日光を好むイメージがありますが、ミツバは違います。
ミツバは暑さと乾燥を嫌う野菜ですので、水やりを欠かさないようにしましょう。
春にタネを撒くと、夏には収穫することができます。
このように陰性植物には、食卓での脇役が多いですね。
園芸ではメインになる野菜ばかり育てがちですが、脇役にも目を向けてみてください。
まとめ
陰性植物はあったら便利な野菜ばかりです。
日陰だからこそ育てることができるので、日当たりが悪い場所だからと園芸で野菜作りを諦めていた方は、ぜひ挑戦してみてください。
寒さには弱いところもありますので、温度管理には気をつけましょう。