植物がマグネシウム欠乏になったらどうする?マグネシウムの役割とは

人間には様々な栄養素が必要なのと同じく、植物にとってもまた栄養素が不足してしまうことは生育に関わります。

植物におけるマグネシウム欠乏と、役割について解説していきます。

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植物におけるマグネシウム欠乏とは

人間は必要な栄養素が不足すると体に不調を抱えてしまうことになりますが、それは人間だけに限らず植物にも同じことが言えます。

植物も数多くの栄養素を土から取り込むことで生育に役立てていますが、その中でもマグネシウムが不足してマグネシウム欠乏となってしまうことがあるとされています。

マグネシウム欠乏となると、下の方の古い葉っぱが黄色くなってしまうのですが、この現象クロロシスと呼び、以前までは鉄の欠乏による症状だと思われてきましたが、マグネシウム欠乏によって起こることだと分かったとされています。

マグネシウム欠乏によって起こる状態とされているため、植物の生育に影響することが考えられますので、早めに改善していくのが望ましいと言えます。

そのマグネシウムですが、マグネシウムは植物の体内においてどのような役割をしているのでしょうか。

植物の体内でのマグネシウムの役割

では、マグネシウムは植物の体内でどのような役割をしているのか気になるところです。

少し話がそれますが、私たち人間を始め哺乳類の多くは赤い血をしていますが、これは動物の血液の中にあるヘモグロビンの主要構成要素が鉄であるため赤い色をしています。

これを植物に置き換えると、植物たちが光合成を行う葉緑素の主要構成要素が実はマグネシウムとされており、その影響によって植物は緑色をしているのです。

つまり、植物にとって重要な葉緑素を作る主要成分がマグネシウムの役割と言えるのですが、マグネシウム欠乏に陥ると葉っぱの色が黄色くなったり白っぽくなってしまうのは、明らかにマグネシウム欠乏になっている可能性が高いと言えるのです。

それだけに限らず、マグネシウムは植物に必要な酸素の活性化を行うに当たって重要な栄養素でもあり、またリン酸の吸収、または運搬を助ける、ケイ酸の吸収などにも役立っていますので、植物の体にとってはなくてはならない栄養素と言えるのです。

マグネシウム欠乏にならないための対策について

植物をマグネシウム欠乏しないようにするためにはどうすれば良いのでしょうか。

欠乏症というのはつまりは栄養素が足りていない状態ですので、それを補うことで解決できると言えます。

そのため、肥料やサプリメントなどを活用して上手に補給していくのが良いと言えますが、足りないからと言ってあまりあげすぎてしまうと今度は過剰症となり、また生育が悪くなることもありますので、その植物にとっての栄養素の適量を見極めながら補給していくのが良いと言えるでしょう。

また、十分に栄養素が足りているのに生育が悪い場合には、日の当て方などに問題がある可能性が高いと言えますので、植物がしっかりと光合成を行うことが出来るように日の当て方にも注意することをおすすめします。

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