植物における双葉の種類とその役割について

植物を種から育てていると可愛らしい芽を出すのを垣間見ることが出来ますが、それは双葉です。

その双葉にはどんな種類があるのか、その役割についても解説していきます。

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双葉にはどんな種類がある?

植物を種から育てていると、芽が出てくるのを見ることが出来ますがその際には二枚の葉が一対になった葉っぱが見かけることでしょう。

これは、双葉と言われていますが双葉にはどんな種類があるのか気になっている人もいるのではないでしょうか。

実は、一昔前は双葉と教えられていたのを、最近では子葉と教えられるのが一般的となっているようなのです。

ある一定の年齢の人は、小学校の時初めて植物から出た葉っぱのことを双葉と教えられた記憶がある人は多いと思われます。

しかし、最近では最初から「子葉」と教えられるようだとされており、それを考えると双葉の種類というよりは双葉と子葉は同じものだと考えて良い野ではないでしょうか。

ただ、植物が芽を出した際には必ず双葉が出るとは限らないとされているのですが、それはなぜなのでしょうか。

双子葉植物と単子葉植物の違い

植物を種から育てているのに双葉が出てこなかった、なんて経験をお持ちの人もいることかと思われますが、実は種から育てても必ず双葉が出てくるわけではない事をご存知でしょうか。

実は、植物の種類によって双葉が出てくるか、そうではないかに分かれているとされているのです。

アサガオやヘチマ、キャベツ、白菜、エンドウ、大豆などに代表される植物は双子葉植物と呼び、芽を出す時には二枚の葉が一対となった双葉が出てくる植物です。

同じ植物でも、イネやトウモロコシ、ネギ、ユリ、サトイモの場合には初めて芽を出した際の葉っぱが一枚しかないことから、単子葉植物と呼ぶとされています。

このように、初めて種から出てくる葉は二枚で双葉というとわけではなく、植物の種類によっては一枚の子葉しか出てこないこともあるとされているのです。

双葉の役割とは?

では、この双葉の役割とはどんなことが考えられるのでしょうか。

最近の小学校では双葉ではなく最初から子葉と教えられることが多いようなので、双葉と同じく子葉の役割でもあるのですが、実際にはどんな役割があるのでしょうか。

双葉・子葉の他には、実は本葉というものがあり、そこから植物が育っていく元となる葉が生えてくるようになるのですが、その前の双葉・子葉にはどんな役割があるのか気になっている人も多いことかと思われます。

芽を出す前の、種の中の子葉には芽を出すための養分を蓄えており、その養分を使って芽を出すとその部分は将来的に葉になるとされています。

植物の種類によっては、子葉の中に発芽のエネルギーとなる養分を持たない無胚乳植物というのも存在し、その場合には子葉に栄養分を蓄えているものもあるとされています。

マメ科やバラ科、ブナ科の植物はこのように子葉に栄養分を蓄えていることが多く、それらの種のことを子葉種子と呼ぶようです。

簡単に言ってしまうと、双葉・子葉の役割は芽を出すための養分の役割をしていると言えるのではないでしょうか。

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