おひさまの光でぐんぐん育つイメージの植物ですが、西日が良くないと言われているのをご存知でしょうか。
なぜ植物に西日が良くないのか、その理由について解説していきます。
西日ってどんな日差し?
西日と一口に言ってもどのような日差しなのかわからない人もいるかもしれませんが、西日は夕方ごろに斜め、あるいは真横にさす光のことを指します。
いわゆる夕日がそれにあたると言えますが、植物に西日を当てるのは昔から良くないと言われています。
比較的暖かい日差しでもあるので、これから完全に日が暮れて夜になってくることを考えると西日であっても少し日に当てた方が良いと言えますが、なぜ西日が良くないと言われているのでしょうか。
植物にとって西日が良くないと言われている理由とは
では、なぜ西日は植物にとって良くないのか、その理由について解説していきます。
西日が良くないと言われている理由としてはいくつかの理由が考えられますが、その一つは西日が強すぎるからというのが理由の一つであるとされています。
基本的に植物は午前中に活動するとされており、夕方になって強い光が当たることで植物が弱ってしまうというのが理由のようです。
また、西日の強い光に当たって乾燥しやすく、水切れなどが起こりやすいのも西日が良くないと言われている理由です。
そのため、西日が長くなる時期は夕方に水やりをするように心がけることで、西日による影響を受けにくくなると言えるのではないでしょうか。
初夏など、午前中は日差しが強く、午後になるとさらに気温が上がることで植物も弱りがちになってしまいます。
そこに、西日の強い光が当たることでダブルパンチとなりますので、鉢植えなどは置き場所を変えて西日対策をするとより効果的です。
すべての西日が良くないわけではない?
西日が植物にとって良くないと言われており、その理由について解説してきましたが、だからと言ってすべての西日が良くないというわけではないとされています。
特に良くないと言われているのが、初夏から初秋にかけての西日です。
その時期は人間にとっても西日が長く感じるように、当然植物にも長く光が当たることになります。
通常、おひさまの光は上からくるものですが、西日が横からくるために、観葉植物などはすぐに影響を受けてしまいますし、多肉植物も葉焼けを起こすことがあるので注意が必要です。
西日が良くないと言われている理由は様々ですが、北国などの地域によって気温が低い場所は返って西日の暖かさが植物の助けになることもあるので、一概に良くないとは言えないのかもしれませんね。